太田歯科クリニック

女性の為の歯周病講座

女性の口腔内の健康を観察する際には、女性ホルモンの影響を十分に考慮する必要があります。

女性ホルモンとは
プロゲステロン(黄体ホルモン)エストロゲン(卵黄ホルモン)などこれらのホルモンが、歯周組織を破壊するというのではなくプラーク(バイオフィルム)の修飾因子として、大きな役割を担っているのです。
歯肉の血管に作用して炎症反応を増大させ、歯肉の知覚が敏感になるのです。

[1]思春期にみられる歯周炎

思春期は細菌の反応が活発となります。(性ホルモンの増加がみられる為です)
歯肉に発赤・鮮紅・出血・炎症による歯肉の過形成がみられます
     ↓
     ↓(原因)
     ↓
プラークの付着、食片残渣停滞(食べ物の残りカス)、歯石形成など
     ↓
     ↓(対策)
     ↓
毎日の正しいブラッシング(歯磨き)で予防・改善可能です。

[2]成人期の歯肉炎・歯周炎

月経の3〜4日前に歯肉の増生・腫脹・発赤を伴うことがあります。
口内炎や唾液腺の腫脹を訴えたり歯の動揺などもみられることあります。

これらの症状は月経が始まると緩解し消失する場合がほとんどです。

[3]妊娠性歯肉炎・歯周炎(ここからはママの為の歯肉炎・歯周病講座

妊娠による歯肉炎は一般的にみられる現象(60%前後といわれてます)
あなただけに特別症状が出てるわけではありません(心配いりません)

原因は・・・・・・口腔内の清掃不良です。

どうして清掃不良になるのか・・・
それは、妊娠初期は“つわり”が激しく口腔清掃がし難くなるからです。
 ↓               (単純な答えです)
 ↓(対策)
 ↓  
小児用の歯ブラシを使って口腔内清掃に努力しましょう
(小児用歯ブラシは大人用歯ブラシに比べてヘッドが小さいです)

妊娠時の口腔内変化

1.歯の動揺に伴う違和感
 歯根膜組織が一過性に弛緩し歯根膜腔が増大する為に引き起こる症状です。

2.ドライマウス
 妊婦さんによっては口の渇きを訴えられる場合もあります。
 対策としては・・・十分な水分補給必要です。

上記の1.2.の症状は出産により消失することが多いようです。
妊娠前に歯肉炎、歯周病があれば、あらかじめ治療することが大切です。
ママになる為の心構えです。


[4]歯周病と妊娠・出産

近年歯周医学という用語が用いられ、歯周病が全身疾患を修飾するリスク要因として、様々な疾病を伝播させることに警笛が鳴らされています。

歯周病原性細菌に早産(37週未満)、低体重児出産(2500g未満)が指摘されています。
歯周病原性細菌は血液や羊水を介して早産や低体重出産を引き起こす要因となる。

出産時にカルシュウムが流出し、歯を喪失したり、歯が弱くなるという伝説的な話がありますが・・・・
まさに伝説的な話で・・・・
歯の喪失と出産とは全く関係がありません。
ただ単に手入れの怠りです。。
シッカリ歯ブラシをして口腔内の清掃に努力しましょう。

つわりの症状
○ 吐きつわり・・・・・ 嘔吐・食欲不振などの消火器症状
○ 妊娠悪阻 ・・・・・ 吐きつわりがひどく日常生活ができない状態
○ 食べつわり・・・・・ つねに何か口にしていないと気分が悪くなる
○ 眠りつわり・・・・・ 無性に眠くなる

つわり時期のブラッシング
1.歯ブラシを小さいものに替え、嘔吐を避ける
2.う蝕予防目的で 歯磨剤を使用できる人はフッ化合物入りのものを使う
3.甘味(砂糖)に注意

★吐きつわりの克服法
歯磨剤を使用しないで歯磨きをしてみる
うがいを頻繁に行い、口腔内を清潔にするとともに、胃酸による歯の影響を防ぐ洗口剤を使ってみる、当院では酸化水(無害な消毒水)を使うことをお勧めいたしてます。
うがいのできない人は氷をなめさせる。

★食べつわりの克服法
砂糖の少ないもの食べる
キシリトールガムを噛む(食べすぎには注意)
食後に歯磨きをしてう蝕予防を!!

いうまでもなく・・・
妊娠期の飲酒・喫煙はご法度です!!
(ママになる自覚を持ちましょう)
工夫をしながらもお口の中に異常を感じたら歯科医院へ!!

妊産婦の歯科治療

受診時期
妊娠のどの時期であっても 通常の歯科治療は可能です。
胎児や妊婦への影響を考えて 比較的安定している妊娠中期(5〜7ヶ月)が望ましいでしょう。

妊娠時期による胎児への影響
妊娠時期 胎児が影響を受けた場合
0〜3週 all or noneの法則 着床しないか健康児
1ヶ月〜2ヶ月   催奇形の絶対過敏期:投薬にには特に注意が必要
3ヶ月〜4ヶ月 重要器官は形成終了:口蓋の閉鎖は続いてる時期
5ヶ月〜7ヶ月 安定期:奇形の発生はないが発育抑制の危険はある
8ヶ月〜 早産の危険アリ

妊娠中のやむをえない投薬
抗生物質 ペニシリン系、セファロスポリン系
胎盤通過率は20%〜40%
鎮痛剤 非ピリン系のアセトアミノフェンが比較的安全(カロナールなど)
長期投与は避ける

注意すべき薬剤
テトラサイクリン系 歯の着色・形成不全
アミノグリコシド系 聴覚障害
クロラムフェニコール系  胎児死亡の増加
ニューキノロン系 禁忌
ステロイド系鎮痛剤 副腎皮質機能不全

妊婦さんの一番気になるところのレントゲン(X線)の被爆量は、自然界放射線量が年に2.36(mSV)であることを考慮すると、一枚のデジタルレントゲン装置で撮影するのに必要な放射線量は、0.008(mSV)です。(当院はデジタルレントゲンを採用しております)ご心配はいりません。

それでも“やはり心配”だとおっしゃるママさんは・・・
妊娠期を問わず日頃から口腔内を清潔に保つのがママの嗜みです。

妊娠期はお薬や麻酔、処置が限られてきますので日頃からの口腔内のお手入れはより一層念入りにされることが賢明です。

やむをえず治療、処置が必要な場合
麻酔使いますが歯科用の局所麻酔薬のキシロカインは胎盤を通過します、しかし、無痛分娩にも用いられている麻酔薬なので安全です。当然のことながら麻酔や治療は最小限度にとどめたいものです。

[5]閉経期の歯肉炎・歯周炎

50歳以降、閉経期を迎えると、俗に更年期障害といわれる症状として口腔内にも様々な変化がみられるなります。味覚異常、口蓋の灼熱感、ドライマウスの併発があげられます。

全身疾患の薬(カルシュウム拮抗薬、免疫抑制剤)の副作用として、歯肉増殖などがみられます。
骨粗鬆症との関連で歯槽骨吸収(骨が溶け出す)の増大や歯周病の重症化が指摘されます。

閉経期の女性ホルモンの療法としてプロゲステロンの補強投与を行い、歯肉の腫脹や発赤の抑制をすることができます。 日々の口腔内清掃年代・世代を問わず大切なことです

電動注射器無痛治療を実践していきます。
(電動注射器使用)
ドクターとの治療や予防に対する綿密なカウンセリングを受けられます。
レントゲン10枚法や、歯型の模型、治療計画書の作成等を患者さんに提示し、相談しながら実際に治療をすすめていきますので、安心して治療が受けられます。

レントゲン10枚法

治療後のメンテナンスを積極的に実施していきます。
PMTC
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